基礎研究施設関係

(東京都新宿区河田町8番1号)
故榊原仟(当時常務理事)、故吉岡博人(当時理事長)、故冲中重雄(当時理事)、故木本誠二(当時理事)が、我が国循環器医学の画期的進歩を促すため、欧米に劣らぬ研究所を開設し、これを全国の優秀な研究者に公開することを計画、故石坂泰三氏ら経済団体連合会関係者の支援を得て、昭和43年1月から公開した施設で、鉄筋コンクリート造り地下共3階建て、延約3,000平方米、平成28年度末の研究用機器約2,640万円、年間研究者延3,000人になります。
(A)公募研究
1.主として現有施設による研究助成金

公募研究は、理事永井良三先生を委員長とする研究委員会(60名、医学者と工学者で構成)が選定し直接研究費は当会で負担しました。今年度までの研究件数は414件実施されました。

平成28年度公募研究課題の研究成果発表会を下記のように開催いたしました。その研究成果は、平成28年度研究業績集として出版致します。

第49回公募研究助成 研究成果発表会

No 研 究 題 目 所 属 研 究 者
1.
細胞を用いない生体吸収性素材による再生血管療法確立のための素材の開発
東京女子医科大学
心臓血管外科
松村剛毅
(他1名)
2.
細胞シート技術を用いて作製したチューブ状組織の血管内移植法の開発
東京女子医科大学
先端生命医科学研究所
清水 達也
(他3名)
3.
遺伝性心血管疾患患者からの不死化リンパ球B細胞由来のiPS細胞を用いた遺伝子型と表現型の関係の研究 2
東京女子医科大学
心臓血管外科
稲井 慶
(他4名)
4.
動脈硬化進展と腎障害におけるIL17およびIL17産生Th17細胞の役割
東京女子医科大学
循環器内科
佐藤加代子
(他6名)
2.榊原記念研究助成(第14回)

循環器の基礎及び臨床研究を行う40歳未満の若手研究者個人を対象にした研究費の助成活動です。平成15年度より毎年公募し、最大5件採択致します。平成28年度は47件の応募があり厳正なる審査の結果、5件が採択されました。2年の研究期間終了後、上記の公募研究とともに「研究業績集」にて研究の概要を発表する予定です。

第14回(平成28年度)榊原記念研究助成金研究題目

(研究期間:平成28年6月~平成29年5月)

No 研 究 題 目 所 属 研 究 者
1.
川崎病急性期における血管内皮細胞由来の血管微小粒子(EMPs)の役割について
富山大学医学部医学科
小児科学教室
仲岡英幸
2.
エストロゲンシグナルによる脂肪組織の褐色化と動脈硬化形成機構への関与の解明
東京大学医学部附属病院
循環器科
上田和孝
3.
網羅的遺伝子解析による新規LDLコレステロール代謝関連分子Xの発見とその機能解析
金沢大学附属病院 救急部 多田隼人
4.
脂肪酸合成系を標的とした血管平滑筋細胞の増殖制御機構の解明
群馬大学大学院保健学研究科
生体情報検査科学講座
松井弘樹
5.
自律神経に着目した心血管病に関する新規治療法の開発:腎・脳・心臓連関の機序の解明
東北大学
医学部循環器内科学
西宮健介
(B)長期研究

心臓病および血圧関係疾患など1年関する研究で研究完了の時期を予測ず長期間研究の継続を必要とするものです。(突発性心筋症の成因、人工心臓の開発と制御の研究、心奇形の成因と形態形成等)長期研究は理事会で選定し、設備の使用は無償、研究費は研究者が負担しました。

28年度の長期研究は29件行われました。