第35回東京CCU研究会

事業報告

国内学会への協力

第35回東京CCU研究会

(会長:佐藤康弘 国立病院機構災害医療センター 副院長)

開催日
2015年(平成27年)12月5日(土)
会 場
ステーションコンファレンス東京
主 催
第35回東京CCU研究会、東京CCU連絡協議会、
(公財)日本心臓血圧研究振興会
参加者数
医師125名、コメディカル38名、消防庁職員34名
会議の
目的概要
 東京CCU研究会は、東京都の循環器救急に携わる71のCCU施設と東京消防庁、東京都福祉保健局、東京都医師会が構成する東京都CCU連絡協議会が年1回開催する研究会で、医師・看護師・救急救命士が東京都の循環器救急医療に関して議論する他にない貴重な会です。今回は、東京都CCU連絡協議会の会長を務めている高山守正先生が、日本循環器学会関東甲信越地方会を同じ日に同じ建物で開催しており、同時開催とさせていただきました。
 2015年は救急心肺蘇生のガイドラインが改訂される時期でもあり、ちょうどガイドラインの発表が、研究会の直前の10月でしたので、メインテーマを“2015 東京都CCUネットワーク 新たなステージへ”としました。
 午前中は、東京消防庁、東京都CCUネットワーク、急性大動脈スーパーネットワークの活動報告、高野賞授賞式(前年度に論文化されたCCUネットワークデータを使用して前年度に論文化された4演題の表彰ならびに講演)、学術委員会報告(口述5題)と続きました。そのあとに一般演題(口述)5題の発表がありました。ランチョンセミナーは、“循環器救急現場での医療対話の重要性:医療メディエーション“というタイトルで山形大学准教授中西先生に講演をお願いしました。救急現場での患者と医療スタッフのすれ違いからくる医師患者関係の悪化を医療メディエーション(対話推進)という手法を用いて改善させようという取り組みの紹介で、医師のみならずコメディカルにも参加しやすい内容を心がけました。午後は一般演題(ポスター14題)、学術委員会報告(ポスター5題)のあとに、救急搬送事例3題の報告があり、搬送した救命救急士からの発表のあと、搬送された医療機関の医師からの搬送後の患者の経過発表をしてもらい、救命救急士の搬送活動を医師に伝えるとともに、医師からは今後の救命救急士の活動の参考になるようなフィードバックをしてもらいました。その後に、会長要望のスペシャルセッションとして”救急現場と医療現場のチーム医療醸成のために“という題で、東京消防庁の救急指導課の方と医療機関の医師2人に講演をおねがいしました。ともすればお互いの意見のすれ違いや立場の違いを理解しあえないために生じる齟齬を少しでも解消したいとの思いでお願いしたセッションでしたが、もうすこし時間が取れれば内容が深められたと思っております。最後に、”ILCOR救急蘇生のガイドライン2015 update:変遷、今回の改訂、将来への期待“と題してシンポジウムを行い、国立循環器研究センター客員部長横山先生、日大病院長尾教授、静岡県立総合病院院長代理野々木先生、立川病院院長三田村先生に講演をお願いしました。一日を通して盛りだくさんな内容の充実した研究会となりました。